「なぜアートがビジネス研修として注目されているのか」

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ご挨拶


はじめまして、人材活躍アートセラピストの阪本眞基子です。

みなさんは、人の心が見えたらいいなと思ったことはありませんか。

実は、アートセラピストは、クライアントがテーマに沿って描いた簡単な絵から悩みや作りたい未来を読み取り、問題解決や成長に導くことができます。

私は、そういうアートの力を企業で働く人の心の健康と生き方支援の研修として活用することで、いきいきと働く人が増えることを願うと共に、企業の健全な人員計画に貢献することを目指しています。

なぜアート研修?


研修責任者の皆さん、近年、グローバル企業を中心にアートを取り入れた研修が話題になっているけど、なぜアートがビジネスに役立つのだろうと思っていませんか。

一見、ビジネスとは関係なさそうに思える美術鑑賞や絵を描いたり、色を塗ることが注目されています。
ビジネス書などにも観察力を磨く、問いを立てる、直感力が大切、美的センスなどなど、アートと関連づけて今の時代だからこそ必要な要素として扱われています。

身近にあるアートを観察しよう


アートとビジネスにどんな関係があるのだろうと思った時は、一度、身近にある自分の好きなアート作品を少しの時間で良いので、観察してみましょう。

あなたならどんな観察の仕方をしますか。
どれくらいの時間をかけてどんな情報やどんな感情を得ることができますか。
疑問や問題点はでてこなかったでしょうか。

あなたなりの見方でしっかり見てみましょう。
少しだけいつもより時間をかけて見てください。

いつもとは違う新たな発見


そうすると、毎日見ていたはずのアートからその時初めて気づいたことや感じたことがでてきます。

「見る」のと「しっかり見る」、「観察する」のとでは違うことに気がついたのではないでしょうか。
多くの人が頭の中に浮かんできた「いつもとは違う新たな発見」を得ると思います。

例えば、いつもは色の印象で明るい絵だと思っていたけど、よくよく見たら描かれているモチーフはちょっと暗い印象に変わった。
全員女性だと思っていたけど、どうやら男性もいるんじゃないの?

色や形、塗り方、材質などをしっかり見ることで、印象が変わることもあります。

答えはいくつもある


それは、作品を見てわかる事実と自分なりの解釈を頭の中でぐるぐると巡らせて、なぜそう思ったのかを自問自答しながら、より深く作品と向き合っているからです。

作品は何も変わっていないのに、自分が見方を変えることで、思考や価値観が変わっていきます。

第一印象で感じた自分なりの直感に、更にその根拠、理由を確認したり探したりすることで今まで見えなかったもの、気がつかなかったことが見えてきます。

つまり、正解ではなくて、答えがいくつもあることに気がつくと共に、その時々の自分なりの最適な答えを見つけ出しています。

他者と一緒に鑑賞する


でも、アートをしっかり見るだけでは、あくまでも自分で解釈するだけに留まります。
ぜひ、グループや複数の人たちで一緒にアート鑑賞をしてみてください。

ひとりでは気がつかない多面的な意見やちょっとした疑問を投げかけることで、自分も他者もより多くのものを得られる相乗効果が生まれてきます。
そのためには自分の感じたことを言葉にして「伝える」、「人の意見を聞く」というプロセスも大切です。

自分にはこう見えるのに、他者にはなぜそう見えるのかを考える作用も働きます。
他者が学びの機会を作ってくれているわけです。

コミュニケーションから生まれる発見


先日、アート思考を社員研修に導入するのを検討しているK社の研修担当者を対話型鑑賞のファシリテーター勉強会にお招きしました。

参加者が自分達の観察したことを言葉にしたり、疑問も投げかけたりする中で、その研修担当者が、「この絵に描かれていない人物がもう1人居るように思えてきました」と発言しました。
「他の人の発言を聞いているうちに、作品の手前に置かれたグラスが2人の女性のものではなさそうなので、実はもう1人居る」と思ったそうです。

他者の気づきと複数の視点で物事を捉えることで、新たな発見につながりました。

「豊かなコミュニケーションから異なる意見への理解や質の高いアウトプットが生まれ、全体のパフォーマンスが向上するというのがわかりました。これを社内で提案します。」そう言っていただけたのが、とてもうれしかったです。

※参照:対話型鑑賞’ アート対話カフェ@福岡 対話型鑑賞とは | アート対話カフェ (art-dialogue-cafe.com)

アート鑑賞からアート研修へ!


研修責任者のみなさん、アート研修の導入に迷ったら、ぜひ自分の好きなアート作品を鑑賞してみましょう。

そうすると「いつもと違う新たな発見」と出会います。
これにコミュニケーションを加えると、発想がどんどん広がります。

不確実で変化の多いこの時代には、前例やロジックだけでは解決できない問題がたくさんあります。
その問題解決に向けて、「いつもと違う新たな発見」から最適な答えを導き出すためにアートの力をご活用ください。

そうすると発想や思考が行き詰まったとしても、新たな選択肢を見つけ出すことができるようになります。
社員研修をご検討される時には、ぜひアート研修の導入もご検討ください。


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