看取りを終えて ~娘として、アートセラピストとして~

人材活躍アートセラピストの阪本眞基子です。

ひさしぶりのブログになります。

母が旅立ち、1ヶ月が過ぎました。

まだ実感がなく、写真の母に話しかける毎日です。

この間、本当にたくさんのひとたちからお心遣い、お心配りいただき、言葉以上にやさしさやあたたかい思いに感謝の日々でもありました。

 

人は本当に悲しい時、泣けないものですね

もちろん葬儀ではたくさん泣きました。

それでも事実を受け入れたくない気持ちが強くて、意識してその悲しみにふたをして過ごしています。

セラピストとして、頭でわかっていることはたくさんあるけど、思いに耽ると、とめどもなく悲しい思いが溢れそうで、今はただ母との暮らしの延長戦を楽しんでいます。

そして、娘として反省すべきことはたくさんあるけど、それも後悔しはじめると後悔の沼にはまりそうで、あえて振り返らないことにしています。

これは、「泣きたいけど泣けない」のではなく、「悲しいけど泣かない」というのが正しいと思います。

アートセラピストである前に、ひとりの娘として母の死と向き合っています。

 

きっと、みなさんには我慢しないで泣きたい時に泣きましょう、と私は言います。

泣いてしまったら心が壊れるのでは無いか。

泣いてしまったら明日、笑って職場に行けるのだろうか。

泣いてしまったら自分を責め続けるのではないか。

いろいろな不安や心配が顔を出します。

それでも本当は泣いた方がいいんです。

泣いても心は壊れません。

泣いても明日は職場で笑えます。

だって、一生懸命がんばっていた自分がそこには必ずいて、がんばって生きてきた自分に気がつきます。

 

いろいろな思いを殺してしまうことの方が、人は傷つきます。

だから、もう少し自分の心が整理できたらしっかり泣こうと思います。

 

生きるために泣く。それが必要なんです。

 

今は、涙を流す変わりにクレヨンで色を塗る、それが私の今の心の整え方です。

明日から8月。もう一度、しっかり生きていこうと思います。娘として、アートセラピストとして。

 

 

 

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